バリ島に惹かれる理由が分かった!
それに音と匂い。
夫はあいづちのかわりに、文字では表現できない独特は声を発します。
「へえ、おおー、はぁ、けっ」が混ざったような発音で、私にはまねできない。
どちらかというと「馬鹿にしてんのか?」という雰囲気いとられる響きだなんだけども。でもおとなの私は無視して話し続けるんです。
感じるんだよ。
そうだ、感じることが好きなんだよ。
あああ、文字にすると嘘くさくなる。
そうか、だから勝ち負けに興味がないんだ
巷では子供たちが夏休みに入ったころ、勤続表彰の旅行券を手にした私。
早速、J●Bの窓口で確認しました。
けっこう用心深いんです。思い込みって怖いですよ。今はネット社会ですからね。紙の旅行券を使うほうが怖いです、私。
ほらね、制限があったでしょ?
確認するときのポイントですが、人間て自分に都合のいいように解釈しがちです。「こう書いてあるんだから、多分大丈夫よ」と思いたがる。
でも、世の中そんなに都合よくできていません。
相手も、ネガティブな情報は積極的に前に出しません。
だから、「疑う」ということをした方が良いです。
自分の行動をイメージして「もしこうなったら・・?」と妄想する訓練はした方が良いです。
特に旅行では。
仕事の合間をぬって、年に2回ほど海外旅行に行けるようになったのは、子供たちが大学に入学し、夫婦と私の母との3人暮らしが始まってから。
そうですね、今年パスポートを更新しましたから、10年ほど前からということでしょうか。
たいていの場合は、会社の同僚(旅の相方)と3~5日間程度のアジアの旅です。
ところが、夫が会社を辞めて「主夫」になり、気分的には「私が連れて行く」という事になったんだですけど。
夫婦で出かけるのは今回で3回目。
まず一回目の新婚旅行。二回目は夫のおつかれさま旅行。
そして今回、私の勤続表彰旅行。
結婚33年に3度というのは、けっこう冷えた夫婦みたいですが。
私は、「いやだー。1人じゃ怖い~。(涙)」なんて言うタイプではないので、一人で出かけることもあるんです。なもんですから、旅行に行くとなると、みんなが頼る。わたしを。
なので、やっぱりバリ島にしようと決まるまで時間がかかった。かかった。
こんな感じです。
という事で、バリ島に決まった夫婦の旅行。どうなるのか一部始終を実録でお届け予定。
これまでの夫婦旅は2回とも「台北」だった
なぜ、30年以上前の新婚旅行が「台北」だったのかは話すと長くなるんですけど。去年行った「夫のお疲れ様旅行」での台湾は、その新婚旅行の思い出の場所も周ったわけです。
龍山寺で、観光客相手のカメラマンに写真を撮ってもらい、石の丸いプレートに入れてもらったものが今でも2枚残っているんですが、その場所で写真を撮るのが目的だった夫は、やけにはしゃいでましたっけ。
不思議なことに、あのころたくさんいたカメラマン達は、一人もいないんですよ。
台北も、バブル期の男性観光客中心の観光産業ではなくて、おしゃれな雰囲気を醸し出すゆったりとした印象の「チャイニーズ台北」になったんだということですね。
私は、夫のお疲れ様旅行の前に「旅の相方」と台北を訪れています。
その時はずいぶんと食べまくりアクティブに観光しましたが、夫との2度目の台北は「思い出をなぞる」という感じでした。
しかも、相方と来た時より、食べられない。すぐにお腹が痛くなる。
同じ場所でも、自分の年齢や誰と行くかで変わる旅。
実は、私には夫をバリ島につれていきたい理由があるんです。
夫に「レゴンダンス」を見せて、数年たって「あの踊り手さん、すっごいスタイル良かったね。俺のほうを見ながら踊ってたよ」程度の思い出を作ってやることと。
「老後は1年の半分をバリ島で暮らしたいという」私の野望を実現させるための第一歩でもあるんです。
この野望を実現させるため、普段からの日常会話にも「バリ島」をちらつかせ、静かに夫を「洗脳」しようとしている私です。
そうそう、私は4回目のバリ島。バリ島のタクシー運転手さん達は、必ずと言っていいほど「バリ島、何回目?」と聞きます。初めて聞かれたときは「へー観光地に何回も来るの?」って思いましたけど。実際に私ははまってますし。しかも毎回違うコンセプトがあったような。
始めは旅の相方と「逃亡」、2回目は会社同じ部署の女子4名で、上司にばれないように「現地で合流というあらわざ」を使いましたっけ。
3回目は一人で「文化に触れる」。
4回目の今回は、夫と「ぼーっとする」。これが一番きついかも(笑)。
自分の年齢も増え、体も労わらなきゃならなくなったけれど、それぞれの旅で見るバリ島の景色はいつも私を癒してくれるんですよ。